尖閣も念頭、第2の中国海軍?国家海洋局改革案【北京=五十嵐文】中国政府は10日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)に機構改革案を提示した。
政府の各部局に分散していた海洋管理部門を国土資源省の国家海洋局に統合して権限を強化する一方、海洋戦略に関するハイレベルの調整機関「国家海洋委員会」を新設するとしている。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日本との対立などをにらみ、主権の主張や海洋資源確保のための海洋活動を強化するのが狙いだ。
同案によると、尖閣に海洋監視船「海監」を派遣している国家海洋局に、農業省漁業局傘下の漁業監視船「漁政」、公安省辺防海警(海上警察)、海関総署海上密輸取締警察の3部門を統合する。
新たな国家海洋局に所属する艦艇は、海上での取り締まり活動の際には「中国海警局」という名を使い、「公安省の業務指導を受ける」とも明記した,が3位に入った。中国が主権を主張する海域での武器使用などを念頭においているとみられる。
新設する「国家海洋委員会」は「国家海洋発展戦略の研究、策定」のためのハイレベルの調整機関と位置づけた。国家海洋局など関係部局のほか、中国軍の参加も見込んでいる模様だ,セリーヌ トート ISS。
機構改革案は14日に採択されるが、具体的な実施時期は明記されていない。中国共産党関係者は新たな国家海洋局について、「実現すれば『第二の海軍』になる」と述べ、艦艇の統合運用などによって中国の海洋活動がいっそう活発化するとの見通しを示した。
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