【男子ゴルフ】石川遼、安定したドライバーＳで好スコア 得意コースで浮上きっかけつかめるか
石川が丸２年ぶりの優勝へ向けて絶好のスタートを切った。首位とは２打差の２位タイ。一時は単独首位に立つ好調ぶりだったが、「初日がいいことに越したことはないが、明日の方が大事かな。気を抜かずに頑張りたい」と浮かれる様子は全くない。 今季の初日は一桁順位２度だけという成績が物語るように、出遅れる傾向があった。要因はショットの乱れ。それがこの日は「だいぶスイングがよくなり、手応えが確実になりつつある」と自ら評したように、不安定だったドライバーショットはフェアウエーキープ率７１．４３％の５位。良い位置に球を置けば、それだけグリーンを狙いやすい。 ４つあるパー５ホール全てでスコアを伸ばしたことで実証した。特に第１打がフェアウエー中央を捉えた前半の１８番（パー５）は残り１８７ヤードを６番アイアンでピン３メートルに２オンしてイーグルを奪い、流れを呼び込んだ。前週、１６週間続いた試合が一区切り。リフレッシュしたことで「試合に集中できた」ことも大きい。 問題は好スコアを持続できるか。今大会は優勝経験のある「得意なコース」。最終戦のＪＴカップには今季優勝者と、同２５位以内の選手しか出場できないだけに、賞金ランク２６位の石川が権利獲得には今大会を含む残り３試合が正念場。「明日も同じように攻めるゴルフで、１つでもスコアを伸ばしたい」と意欲をのぞかせた。 （松本恵司）
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